トップ2にマンハッタンとブルックリン 物価の高さ、家賃高騰と連動

 マンハッタン区とブルックリン区の物価が全米で最も高いということがこのほど、米地域経済研究評議会(C2ER)の調査により明らかとなった。

 同調査では、全米の主要307都市におけるモノやサービスの価格を分析。6年連続でマンハッタン区が全米で最も物価が高いという結果となった。
 例えば、同区内の牛乳ハーフガロンは2.34ドルで、全米平均の2.21ドルを大きく上回った。またガソリン代は1ガロン3.97ドル、散髪代は22.21ドル、映画チケットは13.33ドルという結果に。

 同評議会プロジェクトマネージャーのディーン・フルティガー氏は、「このような物価高騰の背景には需要と供給のバランスがある」とし、「2区の家賃高騰により、賃貸物件で店舗運営をする人が増え、高額な家賃分をカバーするため、商品やサービスの値段を上げざるをえない状況となっている」と分析する。

 事実、マンハッタン区の平均家賃は3902ドル、ブルックリン区は2411ドルといずれも高い。
 3位以下は、ホノルル、サンフランシスコ、サンノゼで、6位にクイーンズ区が食い込んだ。