ニューヨーク市議会議長のクリスティン・クイン氏は2日、同市が運営する路上駐車用のパーキングメーターに関し、無料で駐車できる時間帯と精算証明書を発行するための用紙が切れている場合は、メーターの稼働を停止することを義務付ける条例案を近々提出する旨を発表した。
現在、同市内に設置されているパーキングメーターは24時間稼働しており、支払う必要のない時間帯でも多くの市民が誤って駐車料金を支払ってしまっているという。また、用紙が切れていることも支払った後でしか確認することができないため、多くの運転手が正常に稼働しているメーターがある場所をあらためて探すという二度手間を強いられている。
クイン氏によると、同市郊外に設置されている新パーキングメーターは時間帯によって稼働停止するように機能設定することは容易であるが、比較的古いタイプはメーター自体を改造する必要があるとのこと。
同案を提示したデイビッド・グリーンフィールド市議は、「多くの市民から不要な駐車料金を支払ってしまうことへの不満を聞かされていた」と述べ、「一刻も早くシンプルで使い易いパーキングメーターの設置を実現させたい」とした。