フェリーの無料サービス導入へ ハリケーン被災地支援の一環で


 ニューヨーク市当局は今夏、ロウワーマンハッタンとブルックリン区をつなぐフェリーの無料サービスを導入する旨を発表した。昨年のハリケーン「サンディ」により大きなダメージを受けたレッドフック地区などへの交通アクセスを容易にすることでより多くの人に同地を訪れてもらい、同地の経済活性化を目指す構え。

 フェリーはロウワーマンハッタンにあるピア11と、ブルックリン区レッドフックの2カ所をつなぐ。5月25日のメモリアルウイークエンドから9月2日のレイバーデーまでで、毎週土曜、日曜日の午前10時〜午後9時の間に25分毎に運行する。

 マンハッタン行きのフェリー利用客は、ピア11でミッドタウン行きのフェリーに無料で乗り換えが可能。
 レッドフックには米スーパー大手フェアウェイや、スウェーデン家具大手イケアなどの大型ショッピングセンターがあり、同市のマイケル・ブルームバーグ市長は、「これらの施設への客足が増えることにより、同地域の経済活性化が期待できる」と述べた。