失業率が大幅ダウン  NY市、景気回復の兆し

 ニューヨーク州労働局が17日発表した4月の雇用統計調査によると、ニューヨーク市の失業率は過去4年で最低の8.4%だったことが分かった。
 同市の民間および公共セクターの雇用者数は前月に比べ3万6500人増となり、3月末時点の8.9%から大きく改善した。

 同市のマイケル・ブルームバーグ市長は、「民間部門の雇用者数は史上最大となっており、同部門の雇用改善は全米で最も進んでいる。今回の統計は、同市が米国の景気回復を先導していることを証明した」と語った。

 ニューヨーク州全体については、業種別で過去12カ月に最も雇用者数を伸ばしたのは、「教育・医療サービス」(4万3100人)と「専門・ビジネスサービス」(3万9900人)であった。