RELATED POST
ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が提唱する食品廃棄物の大幅削減を目指す「NYCフード・ウェイスト・チャレンジ」計画に、市内の100件以上の飲食店が参加することが分かった。この中にはメキシカンファストフードのチポレや、人気ラーメン店モモフク、コーヒーショップチェーンのプレタ・マンジェなども含まれている。参加レストランは、堆肥処理などの手段を使い、食品廃棄物の50%削減を目指す。
ブルームバーグ氏は計画について、「ゴミの量と温室効果ガスを減らし、市をよりクリーンで素晴らしい都市にしていく取り組みに、多くの外食業者が参加してくれることになった」と述べ、「市の経済と文化の要である飲食業界が参加することで、市民が持続可能な環境への取り組みに関心を持ち、生活に取り入れるきっかけとなるだろう」とした。
1日2万トン以上と言われるニューヨーク市のごみ排出量のうち3割以上が食品廃棄物で、そのうち約7割がレストランなどの外食産業によるもの。同市は環境改善のための長期計画「プランNYC」の中に、2030年までに廃棄物の75%を他の目的に転用することを目標のひとつとして盛り込んでおり、今回の計画によって目標達成が後押しされることが期待される。
ニューヨーク市が食品廃棄物の削減に向けた取り組みを行うのは、今回が初めてとなる。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
日本国旅券(パスポート)の国内集中作成開始に伴う留意事項 在NY日本国総領事館
-
ウェグマンズに待望の「寿司レストラン」がオープン 場所はマンハッタン、キーは現代的な日本食か
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙