米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキースは21日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーと共同で、米メジャーリーグサッカー(MLS)の新チーム「ニューヨーク・シティ・フットボールクラブ」を設立することを発表した。同チームは2015年からMLSに参戦する。
ヤンキースのランディ・レビン社長は、「マンチェスター・シティーはサッカーをよく理 解しており、この街をよく知る我々が、ビジネス面で新チームを援助していく」と語った。
またマンチェスター・シティーのフェラン・ソリアーノCEOは声明の中で、「ニューヨークは伝説的なスポーツの街で、サッカー・ファンも急 増している」とした。情報筋によれば、MLSへの参入費用は1億ドルに上るという。
また、新チームは本拠地となるスタジアムを建設予定で、クイーンズ区のフラッシングメドウズ・コロナパークが有力候補として挙がっている。ただしこの計画については、同地周辺にはすでにニューヨーク・メッツの本拠地であるシティ・フィールドや、テニスの全米オープンが開催されるテニスセンターがあることから、地域住民らから「市民の憩いの場としてのスペースがなくなってしまうのではない か」という不安の声も上がっている。