ブルックリン橋が一時封鎖 不審車の捜査で連休最終日に


 メモリアルデーウイークエンドの最終日となった27日、ニューヨーク市のブルックリンブリッジ上に無人の乗用車が乗り捨てられているのが見つかり、橋が一時封鎖となる騒ぎが発生した。死傷者は出ていない。

 ニューヨーク市警察庁(NYPD)によると同日午後5時15分ごろ、同橋上にナンバープレートおよび車両識別番号のない不審なSUV車が駐車されているとの通報があった。車両はブルックリン区側から橋に入ってすぐの場所に停めてあったという。
 NYPDは車内に爆破物などが積まれている可能性があるとして、6時ごろから捜査のため両方面の通行を封鎖した。不審車からは危険なものなどは見つからず、NYPDは危険性はないと判断し、約1時間後に通行止めを解除した。

 騒ぎを受け、橋を渡ろうとしていた多くの車両が別のルートを探すために引き返すなどし、周辺地域の交通は一時混乱に陥った。

 ブルックリンブリッジでは2010年10月にも不審な荷物が見つかったと通報があり、約1時間にわたって橋を封鎖し捜査を行った結果、誤報だったと判明したことがある。また09年6月にも空のスーツケース3個が橋の上に置き去りにされており、NYPDによる大規模な捜査が行われている。