全米主要都市のうち、飲食店で最もチップをはずむのは、ニューヨーク市民であることがこのほど、オンライン・クーポン情報サイト、CouponCodes4U.comの調査により明らかとなった。同調査は、北米在住の成人男女2317人を対象に実施された。
この結果、ニューヨーカーは飲食店を利用した際に、平均20%以上のチップをサーバーに与えていると回答。15〜18%という全米平均を大きく上回った。2位以下はニュージャージー州、カリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州が続いた。
また同サイトでは、チップの金額を決める手掛かりを聞いたところ、全体の約25%がサーバーのもてなし方次第と回答。67%がサーバーの対応に関わらず必ず一定額以上は支払うと答えた。さらに63%が、サービスが悪く支払いたくない場合にも、チップを置くと回答している。
このトレンドについてCouponCodes4U.comのマーク・パーソン社長は、「チップは本来、感謝の気持ちを表すものであるのに、最近は支払いが義務化されている」と指摘。「米国のチップ制度について見直す必要があるのではないか」と問題提起した。
ちなみにチップの支払いが最も悪いのは、アーカンソー州で10%だった。またオンライン旅行業者TripAdvisorが先週発表した国別調査では、旅行先で最もチップをはずむのは、ドイツ人だった。