クイーンズ区の公立小学校P.S.165で、期限切れの牛乳やマフィンなどが給食として生徒らに出されていたことがこのほど、明らかとなった。保護者の通報により発覚した。
同校に通う5年生のアレックス・クインテロス君は、給食に期限切れの牛乳やコーンマフィンがたびたび配られていることを不審に思い、その旨を母親に報告していた。母親自身も5月21日にアレックス君の遠足に付き添った際に、子どもたちに配られたチョコレートミルクの日付が4月23日であることを発見し、学校側へ通報した。
給食に出されていた牛乳は超高温殺菌(ウルトラ・ハイ・テンパチャー)したもので、室温で6カ月以上保存できるが、生徒に配られていたのはその保管期限が過ぎたものだった。
市教育委員会の広報担当、マージ・ファインバーグ氏は「給食の責任者とその上司が保管期限を確認することを怠っていた」と述べ、二人は懲戒処分を受けることになると発表した。
また期限切れのマフィンについても、学校関係者間で行われたメールのやり取りから、担当者らは賞味期限について疑問点があることに気づいていたようだと報告した。
少年の母親からの通告を受け、同校のラケル・デミリオ校長は直ちに謝罪と今後の対策に関する指針について示したEメールを返信。母親は今回の事態を通報後、学校側が素早く対応したことに満足していると述べている。