米バスケットボール協会(NBA)で19年間にわたりリーグを代表する名ポイントガードとして活躍し、今月初めにニューヨーク・ニックスを引退したジェイソン・キッド元選手(40歳)が、ブルックリン・ネッツのヘッドコーチに就任する可能性が浮上している。
ジェイソン氏は現役時代、史上2位の通算1万2091アシストを記録し、2010〜11年シーズンには、当時在籍していたダラス・マーベリックスをリーグ優勝に導いた。また、五輪では米国代表として2度の金メダル獲得に貢献するなど、多くの功績を残した。
ニックスとの契約は満期まで残り2年だったが、今月3日に引退を表明していた。
情報筋によるとジェイソン氏はネッツの暫定ヘッドコーチだったP.J.カーリシモ氏がシーズン終了と同時に解任されたことを受け、後任の座に興味を示しており、ネッツとの交渉を望んでいるという。
この知らせに対し、サンアントニオ・スパーズの名ヘッドコーチとして知られるグレッグ・ポポヴィッチ氏は、「(キッド氏は)長年にわたりさまざまなコーチの元でプレーしてきた。その過程でNBAのほぼすべてを見てきたはずだ」と述べ、「ヘッドコーチを務めるのに十分の資質がある」と太鼓判を押した。