RELATED POST
ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長と市教育局長のデニス・M・ウォルコット氏が17日に発表した統計によると、近年目覚ましい上昇を見せた市の高校卒業率は、州が高校卒業基準を厳格化したにも関わらず、安定した高さを保っていることが分かった。
2005年に46.5%だった市の高校卒業率は、12年には64.7%に上昇している。人種別では05年以来、黒人生徒の卒業率が50%、ヒスパニック系が54%、アジア系が24%、白人が22%ずつ上昇している。
ニューヨーク州では近年、数回にわたり卒業基準が厳格化されており、高校卒業資格認定試験であるリージェンツ試験(5教科)の主要4科目で65点以上を獲得し、残りの1科目で55点以上を獲得することが卒業要件だったが、12年度より全5科目で65点以上を獲得することが必須条件となった。従来の卒業要件のままであれば、12年の卒業率は更に1.4%高い66.1%となっていたことになる。
市の卒業率は、同州内の他の5大都市と比較して11.5%上回っている。一方、退学率は、05年の22%から12年には11.4%へと大幅に減少。5年間在籍した生徒の卒業率が71.1%、6年間在籍した生徒の卒業率が73.2%といずれも増加しており、途中で諦めず、時間をかけてでも卒業する生徒が増えている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
日本国旅券(パスポート)の国内集中作成開始に伴う留意事項 在NY日本国総領事館
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か