日産以外のハイブリッド車もOK 次世代タクシー導入に関する修正規定
タクシー・リムジン委員会(TLC)は20日、次世代タクシー導入に関する修正規定を承認した。これを受け、少なくとも今秋から導入予定の日産車にハイブリッド型が出るまでは、タクシー運転手は他のメーカーのハイブリッド車を選択しても良いことになる。
マンハッタン州最高裁判所はことし5月、市の規定によってタクシー運転手にはハイブリッド車を選択する権利が認められる、という判決を出した。これを受けTLCは今回、規定の修正を行うことになった。
同市のマイケル・ブルームバーグ市長は、2011年に日産のミニバン「NV200」を次世代タクシーとして正式に承認しており、ことし10月から順次導入することを決定している。だが市と日産の契約により、運転手がいままでのようにタクシーの車種を選べなくなったことに反発。さらに、次世代タクシー導入の目的の一つが「排出ガスの大幅削減」であるにも関わらず、NV200はハイブリッドカーでないため、今回の裁判が起きていた。
今回修正規定が承認されたとはいえ、車種が一つに限定されてしまうことに懸念を持つ次世代タクシー反対派は、決定差し止めの裁判を継続するとしている。