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ニューヨーク市では毎年、約1000万枚の駐車違反切符が切られているが、米国際宅配大手フェデックス(FedEx)とUPSの駐車違反に伴う罰金は、2013年度第1四半期のみですでに280万ドルに達したようだ。米ローカル産業紙、クレインズ・ニューヨーク・ビジネスが報じた。
商業運送業界における駐車違反は全体の20〜30%を占め、中でもフェデックスとUPSは常習犯と言える。同市は同二社から今年度は5億5000ドルの違反金を回収見込みとのこと。ほかにも、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズや米メディア大手タイムワーナーなども大きな違反金の支払いを抱えている。
UPSの広報担当者は、「運送業をスムーズに行う上で、二重駐車をする必要があるのならば仕方ない」と駐車違反金をコストに盛り込んでいることを示唆した。
一方、自動車交通の削減を訴える非営利団体トランスポーテーション・オルタナティブスのポール・スティーリー・ホワイト氏は、「市当局は複数の企業に対し、駐車違反の罰金を割り引いており、駐車違反のまん延を助長している」と指摘した。
このような割引制度は、同市財務局が企業に対し違反金回収を促進するために導入されている。
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