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ことしに入り降雨が続いたニュージャージー州では、ヒトスジシマカ(タイガーモスキート)の襲来が予想され、専門家は住民に注意を呼び掛けている。
州内ではすでに数件の被害が確認されており、さらに被害が拡大する可能性が高い。そのため、蚊に刺されないよう身を守るとともに、各家庭での駆除も重要だ。
タイガーモスキートは体と足に白と黒の縞があることからこう呼ばれており、日本では「ヤブカ」の名前で知られている。繁殖力が強く、ビンのふたほどの少しの水でもふ化する上、攻撃的で昼夜を問わず飛び回るのが特徴。またこの蚊は西ナイル熱やデング熱などの伝染病を媒介するため、特に注意が必要とされている。
繁殖を防ぐためには、各家庭が一斉に駆除に参加することが大切で、専門家は家の中や周りに少しでも水が溜まっている場所があれば、その水をすべて排除するようアドバイスしている。
タイガーモスキートは元来アジアに生息していたが、近年北米にもその分布を広げており、ニュージャージー州では1995年に初めて生息が確認された。同州パサイク郡では、それ以前に侵入していたヤマトヤブカに取って変わり、特に広範囲で確認されている。
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