四元豚『シルキーポーク』

 ニューヨークは日本のような梅雨もないし、湿度もそれほど高くはない。それでも、疲れや身体の不調を感じやすいこの時期。おいしくて、栄養のある食材をできるだけ口にしたい。まだ四元豚「シルキーポーク」をご存知ない人へ、その魅力と味の秘密を紹介する。

「四元豚」ってなに? その魅力と味わい

 四元豚とは、日本で流通しているデュロック、ランドレース、大ヨークシャーと呼ばれる3種類を掛け合わせた「三元豚」に、日本ではほとんど存在しないチェスターホワイト種を掛け合わせ、最先端の技術で開発された豚のこと。2010年に日本の住商フーズ株式会社が、世界最大の豚肉生産会社であるスミスフィールド社(バージニア州)とスミスフィールド社の協力農場(ノースカロライナ州)と共同開発した、安心で安全な新ブランドの豚肉だ。
 もともと、私たち日本人にとって豚肉は、おいしさはもちろん、豊富な栄養素を持ち手頃な価格で手に入る理想的な食材として食卓を飾って来た。4種類を掛け合わせることで、その特徴や魅力はさらにアップ。❶サシと言われる霜降りが特徴で、目にも美しい桜色❷臭みやしつこさもなく、ほのかな脂の甘み❸ジューシーで柔らかい肉質──が実現した。
 この四元豚は「シルキーポーク」という名前のとおり、滑らかで高級感漂う味わいを誇り、世界中のさまざまな食材や料理が集まるニューヨークにおいても、日本人だけではなく、美味しいものを食べることに貪欲なニューヨーカーの目と舌と胃袋をも満足させる兆しを見せつつある。

NYマガジンが認めた! NYイチのとんかつが食べられる店

 マンハッタン区チェルシーの「大戸屋」では、開店当初から日本の店舗と同様に四元豚「シルキーポーク」を使ったメニューを提供し続けている。大戸屋ニューヨーク・チェルシー店マネージャーの永井択氏は、「シルキーポークで作った料理は、普通の豚肉で作った料理よりもワンランク上の味になります。そのままでもおいしいシルキーポークですが、保管期間や温度、仕込みの際のカット方法、調理の微妙な火加減にまでこだわり、最も良い状態でお客様に召し上がっていただけるよう細心の注意を払っています」という。
 同店は、米誌ニューヨーク・マガジンで「ニューヨークでいちばんおいしいとんかつの食べられる店」に選ばれた。使っているのは、もちろん四元豚「シルキーポーク」だ。噂を聞きつけた飲食店経営者やシェフが同店を訪れ、そのおいしさと違いに驚き、自分の店でも仕入れ始めているという。またレストランだけではなく、大道(ホワイトプレーンズ)やミツワマーケットプレイス(ニュージャージー)といった日系スーパーマーケットで手に入れ、自宅で料理することもできる。

米誌ニューヨーク・マガジンが選んだ大戸屋の 「ニューヨークでいちばんおいしいとんかつ」

この夏の楽しみ おいしく食べて健康に

 豚肉には、イライラを防ぎ疲労回復に効果があると言われている、牛肉の実に10倍ものビタミンB1が含まれている。また、良質のたんぱく質も豊富で、もも肉100グラムに含まれるそれは、たまご2個、ごはん茶碗6杯、牛乳700ミリグラム分に匹敵するというから驚きだ。
 より栄養価の高い四元豚「シルキーポーク」をおいしく食べ、元気にこれから夏本番を迎えるニューヨークを満喫したい。

■問い合わせ
◎住商フーズ株式会社
www.scfoods.co.jp

◎米国西本貿易
www.ntcltdusa.com
四元豚「シルキーポーク」に関する問い合わせは、西本貿易(担当:柳原/201-804-1600)まで。