ニューヨーク検察は10日、16歳の少女に飲酒させた上、わいせつ行為を強要しようとした疑いで10日、ニューヨーク市警察庁(NYPD)の現役警官、ピーター・クリオロ被告(29歳)を起訴した。罪状について被告は、「少女から迫って来た」「17歳と思っていた」などして否認ている。
強姦未遂で起訴されたクリオロ被告は、今月初め、少女に酒を与えた上で自分の車を運転させるなどした後、さらに酒を飲ませ、自宅に連れ帰った。被告はその後、寝室のパソコンでポルノ動画を見せて服を脱ぐよう少女に迫り、わいせつな行為を強要したとされる。
被害者の少女によれば、その後しばらくして目を覚ましたところにクリオロ被告の妻が帰宅し、被告と二人でベッドの中にいるところを発見されたという。
同被告は強姦未遂のほか、未成年者への飲酒強要、未成年の福祉を脅かす行為、わいせつ行為強要などの罪に問われている。またNYPDは、同被告を停職処分とした。
クリオロ被告はスタテン島在住で、2006年からNYPDに勤務していた。