Eシガレットはどこまで使用OK? 微妙な線引きに各方面それぞれの見解

 ニューヨーク市では、マイケル・ブルームバーグ市長の積極的な禁煙政策が次々と実施され、愛煙家たちは肩身の狭い思いを強いられている。そんな中、「Eシガレット」と呼ばれる電子たばこが人気を呼んでるが、公共の交通機関や飲食店など、どの場所で利用が認められ、また禁止されるのか、微妙な線引きが話題となっている。
 そもそもEシガレットは匂いの少ない水蒸気が少量出るだけで、通常のたばこのような副流煙の被害はほとんどないとされる。しかし各方面により、それぞれ違った見解があるようだ。
 地下鉄、市バスなどを含む公共交通機関や飛行機内では、通常のたばこと同様のルールがEシガレットにも適用され、利用は認められないとのこと。
 だが公園と公共の屋内に関しては、利用できるという返答だった。ニューヨーク市公園局は、「Eシガレットの利用は喫煙には該当しない」という見解で、禁煙法の対象とはならないという。
 さらに市健康局も、Eシガレットには喫煙法を適用しないとしており、レストランやバーなど公共の屋内での使用は基本的には合法ということになる。ただし、実際に使用を許可するかどうかは、店や施設の経営者の判断によるため、注意が必要だ。
 ロウワーマンハッタンの人気バー、イギーズやウイスキー・ワードでは店内でEシガレットを楽しむことができるが、大手コーヒーチェーンのスターバックスやブロードウェーの劇場内などでの使用は認められていないという。