ニューヨーク周辺地域の主要空港の改善を訴える団体グローバル・ゲートウエイ・アライアンスは7月29日、国内の主要空港における利用者向けサービスの充実度に関する調査結果を発表。ラガーディア空港(クイーンズ区)とニューアーク空港(ニュージャージー州)の評価は著しく低く、ワースト2を占めるという不名誉な結果となった。
調査は全米の主要20空港が対象で、空港内の施設の充実度をはじめ近隣都市への交通アクセス、無料インターネットサービスの有無など、利用者の視点からさまざまなポイントを検証し、順位付けを行った。
最下位のラガーディア空港には、「セルフォンロット」と呼ばれる通常は到着口付近にある無料の一時駐車スペースや子ども用のプレイグラウンドなど、何かと待ち時間が長い空港内で利用者が有意義に時間を過ごすための施設やサービスが欠けていると判断された。最下位から2番目だったニューアーク空港についてもこれらの点が欠けているとされたが、交通アクセスの面では評価された。
なおジョン・F・ケネディ空港(クイーンズ区)は全体の8位で、セルフォンロットの設置や交通アクセスの良さ、さらに6つあるターミナルのうちひとつでプレイグラウンドを設けている点などが評価された。だが、ラガーディアとニューアークの両空港と同様に、Wi-Fiサービスが有料という点では、マイナスポイントとなった。