次期ニューヨーク市長選予備選挙まで4週間を切った16日、マリスト大学が発表したNBC4ニューヨークおよびウォールストリート・ジャーナルとの共同世論調査によると、正式に出馬を表明している民主党候補の中で、市議会議長クリスティン・クイン氏と市政監督官ビル・デ・ブラシオ氏が互角の大接戦を繰り広げていることが分かった。
9月10日に実施される予備選で投票する予定の登録民主党員を対象に行われたこの調査では、クイン氏とデ・ブラシオ氏の支持率がそれぞれ24%だった。また前市会計監査官のビル・トンプソン氏は18%、元下院議員のアンソニー・ウィーナー氏は11%、市会計監査官のジョン・リュー氏は5%だった。
14日に発表されたキニピアック大学による同様の世論調査では、デ・ブラシオ氏の支持率は30%で、24%のクイン氏を抑え今キャンペーンで初めてトップに立った。
デ・ブラシオ氏のキャンペーン・マネージャーのビル・ヘイヤーズ氏は、予備選を間近に控えた今になって同氏の支持率が上昇していることについて、「以前は知名度が低かったが、着実に人々に存在が知られるようになっているから」と分析している。
予備選挙で全体の票数の40%を獲得する候補者がいない場合、10月1日に上位2人の候補者による決選投票が実施される。
同調査は12〜14日の間に、9月10日に投票予定の登録民主党員355人を対象に行われた。