米ニュースサイトのビジネス・インサイダーが20日に発表した統計によると、全米各州に対する印象調査で、ニューヨーク州民は最も「失礼」で「傲慢」であると思われていることが分かった。
同統計は1603人の米国市民を対象に実施。回答者は自分が住む州以外の各州について、食べ物やスポーツなどに関するさまざまな項目に関し、順位を付けた。
その結果、ニューヨーク州民は「失礼」と「傲慢」の項目で1位に選ばた。だがこの結果を受け、多くの市民が「ニューヨークの本当の良さが分かっていない」と反論しており、さらに「失礼で傲慢と言われることを誇りに思う」といった開き直りの声も聞かれる。
ブルックリン区在住の男性は「スポーツでも勉強でも、すべてにおいて激しい競争社会の中で生きているのだから、多少傲慢に見えるのは当然」とし、また「ニューヨーカーは早口なので、他州の人には失礼に聞こえるだけ」だと説明する。
同調査は各自の印象をもとに順位付けされており、実際の知識は関係ない。そのためこうした否定的な印象の調査結果にも関わらず、ニューヨークを訪れる観光客の数は、近年特に記録的に伸びている。
ニューヨークはこの他、「ベストフード」「ベストスポーツファン」「ワーストスポーツファン」の項目でも1位となった。