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太平洋に生息する一部の魚の水銀含有量が過去最高値となったことがこのほど、地方局CBS2による最新の検査結果で判明した。特に妊婦や幼児はリスクを避けるため、太平洋で水揚げされた魚を摂取しないよう、専門家は注意を喚起している。
太平洋に生息する魚の水銀含有量が近年上昇している原因は、アジア圏、特に中国とインドで石炭を燃料とする火力発電所からの排気ガス量が増加しているためと考えられている。
その仕組みは、石炭に含まれる水銀が排ガスとして大気に放出されることで始まる。雨水とともに太平洋へ落下した水銀は、海水中の微生物によって有害なメチル水銀へと変換される。このメチル水銀を水中のプランクトンが餌とし、海の食物連鎖に取り込まれていくため、食物連鎖の上位に位置する大型魚ほど、水銀含有量が高いこととなる。
最新の検査により水銀含有量が高いとされた種類はサメ(shark)、メカジキ(swordfish)、オオサワラ(king mackerel)、アマダイ(tilefish)。一方、含有量が少ないのは、エビ(shrimp)、鮭(salmon)、スケトウダラ(pollack)、ナマズ(catfish)だった。
しかし専門家たちは、水銀濃度が低いとしても安全とは言い切れないため、なるべく摂取しないよう警告している。
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