NJ州、住宅差し押さえ率全米2位 ローン滞納は全国的に減少

 情報分析会社「コアロジック」が発表した全米抵当権実行月間報告書によると、ニュージャージー州での抵当権実行率が6%と、全米で2番目に高いことが分かった。最も高かったのは8.6%のフロリダ州で、ニューヨーク州は4.8%で3番目。
 報告書によると、2012年〜13年の間にニュージャージー州の3409軒の住宅が、抵当権付き住宅ローン未払いによる抵当権実行により差し押さえられている。13年6月の同州の抵当権実行率は6.19%だったが、12年同月の6.04%から0.15%上昇している。ニューアーク都市部に限ると、同時期の抵当権実行率は7.03%から6.89%に減少していた。同時期の抵当権実行率の全米平均は2.5%。
 一方、支払期限を過ぎてから90日経過後も住宅ローンが未払いである割合を示す滞納率は、ニューアーク市では昨年6月の12.27%から13年の同時期には11.83%へと0.44%減少している。
 州全体での住宅ローン滞納率は、昨年の11.12%から10.95%へと0.17%の減少。全米では昨年から1.31%減少した5.55%と、08年12月以来、最も低い数字となった。
 抵当権実行記録に記載された全米で差し押さえられた住宅数は、12年6月の6万8000軒から13年6月には5万5000軒へと約20%減少している。