マーケットリサーチ会社のイーマーケッターは、米国の成人が一日のうちでデジタル機器に費やす時間が、ことし初めてテレビ視聴時間を抜くだろうという調査結果をこのほど発表した。
同社は全米40以上の調査機関からデータを集め、算出。それによると、米国の成人が一日のうちデジタル機器に費やした平均時間は5時間9分で、昨年度の4時間31分より大幅に伸びた。
一方、テレビの視聴時間はここ数年横ばいで、昨年は4時間38分、ことしは4時間31分だった。
デジタル機器に費やす時間が増えた一番の要因はスマートフォンやタブレット端末などモバイル機器の普及と考えられ、これらの機器の通話以外での使用時間は2時間21分と、昨年に比べ46分も伸びている。またモバイル機器の使用時間は、パソコンの使用時間よりも長かった。
一日中パソコンの前に座るオフィスワーカーを考慮するとこの使用時間は短いように思えるが、成人全体の20%は未だにインターネットを使用しておらず、その層を含めてこの数字となった。
上記メディアにラジオや印刷物を加えたすべての形態のメディアに費やす時間は、11時間52分に上ることも判明した。