謎の“あま~い香り”が街包む 正体はメープルシロップ?

 街中をまた、あの“あま~い香り”が包み込んだ―。
 18日、ニューヨーク市やニュージャージー州の一部地域で、「メープルシロップを彷彿させる謎の香りが充満する」という騒動が起きた。
 2005年~09年の同時期にも同じ現象が起きており、09年にはニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が異例の会見を開き、この匂いは「ニュージャージー州バーゲン郡にあるフルタロム社の工場から漂うフェヌグリークである」と説明。「身体への害は一切ない」と発表している。
 フェヌグリークは、メープルやバニラ、キャラメル、バタースコッチなどの人工風味を作り出す際に使われる香辛料。これが風に乗って、街中に充満したとされる。
 当局は今回の匂いの元について現時点では特定していないが、おそらくことしも“あれ”だろうと推測している。