スタバに「銃持ちこまないで」 CEOが顧客に要請

 シアトル市に拠点を置く大手コーヒーチェーン、スターバックスの最高経営責任者(CEO)ハワード・シュルツ氏は19日までに、顧客に対し店内に銃を持ち込まぬよう要請する公開書簡を、主要新聞の広告欄に発表した。
 銃の持ち込み自粛の対象となるのは店内だけでなく、屋外の飲食エリアも含まれる。警察など、法執行機関関係者の銃所持は対象外。
 同氏は、これは「強制」ではなく、あくまでも「要請」であることを強調し、万が一、銃所持者が入店した場合も、店員が入店を拒んだり、注意するようなことはないとした。また当面は、新方針についての張り紙やサインを店内には設置しない予定。
 同社以外にも、ピーツ・コーヒー&ティー、カリフォルニア・ピザ・キッチン、ディズニーランド、コストコなどでは銃の持ち込みを禁じているが、これまでに同様の方針を採用したレストラン・チェーンや小売業者のほとんどは方針を中止している。