ナショナルフットボールリーグ(NFL)のシーズンが開幕し、現在2連敗と出遅れているニューヨーク・ジャイアンツだが、チケット再販価格ではリーグ内で最高値を付けていると、金融情報ニュースサイト24/7ウオール・ストリートは伝えている。ジャイアンツのチケットは再販市場で購入すると平均292ドルで、NFLに所属する全32チームのうちもっとも高額だという。
その理由のひとつとして、ニューヨークやボストンなどの大都市では、チケットの販売価格が他都市に比べて元々高いことが挙げられる。また成績の良いチームや、新しくスター選手が台頭したチームのチケットは再販市場で高値が付く傾向にある。
その例として、リーグ屈指の人気と実力を誇るクオーターバック、ペイトン・マニング選手が昨シーズン加わったデンバー・ブロンコスや、ルーキーながら大活躍のクオーターバック、ラッセル・ウィルソン選手が所属するシアトル・シーホークスのチケットはファンの間で人気が高く、最近では価格の高騰が著しい。
またシカゴ・ベアーズ(282.16ドル)やニューイングランド・ペイトリオッツ(277.96ドル)などの強豪チームのチケットも、シーズンを通して高値が付いている。
15日にジャイアンツの本拠地メットライフ・スタジアムで行われた対ブロンコス戦のチケット再販価格は平均378ドルにまでつり上がったが、ブロンコスと他のチームが対戦する際の平均価格は237ドルで、リーグ中5位にとどまっている。
一方、ジャイアンツと本拠をシェアし、全体ランク20位のニューヨーク・ジェッツのチケット再販価格の平均は117ドルと、ジャイアンツ戦の半額以下となっている。