ニックスとネッツが共同ホストに 15年のNBAオールスター


 2015年の米プロバスケットボール(NBA)オールスターゲームは、ニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツの2チームが共同ホストとなることが決定した。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、試合は同年2月15日にニックスの本拠地であるマンハッタン区のマディソン・スクエア・ガーデンで行われる。一方、スラムダンク・コンテストなどの関連イベントの会場には、ネッツの本拠となるブルックリン区のバークレイズセンターが使われる。
 さらに、米紙デイリーニューズが伝えたところによると、18年のオールスターゲームでは試合をバークレイズセンターで行い、関連イベントをマディソン・スクエア・ガーデンで行うこともすでに決まっているという。
 この取り決めについては、ネッツがニュージャージー州からブルックリン区へ本拠地を移して以来、ニューヨークの地元チームとして熾烈なマーケティング合戦を繰り広げてきた両チームに対し、平等に機会を与える目的があると見られている。
 さらに、次期ニューヨーク市長選への出馬が決定しているビル・デ・ブラシオ市政監督官がことし2月、ニックスのオーナーであるジェイムズ・ドラン氏と労働組合との対立問題を理由に、オールスターゲームの会場としてバークレイズセンターを使うようNBAに依頼したことも、今回の決定の背景となった可能性があると見られている。