「『俺の割烹』を5番街で」 NY進出も語った坂本孝氏

 俺の株式会社代表取締役社長であり、ブックオフ・コーポレーションの創業者でもある坂本孝氏の講演会「俺の経営哲学~常識を覆す70歳からの創業~」が9月28日、マンハッタン区内のジャパン・ソサエティーで開催された。同氏は「『俺の割烹』を5番街で…いいねぇ」と、ニューヨーク進出について意欲を見せた。
 2011年、東京・新橋に「俺のイタリアン」をオープン。東京の繁盛店100店は、一流シェフがいる店と、立ち飲み屋がそのほとんどを占めていると分析。その結果の「原価をジャブジャブ65%以上も使い、ミシュランクラスのシェフを30人も抱え、高級店の味を3分の1の価格で食べられる店づくり」だった。現在「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」「俺の割烹」など約20店舗を展開する。
 「腕のいいシェフは、人間力もある。そんな日本人の力を輸出したい。ぶっちぎりを目指しているが、ひとり勝ちは目指していない。ニューヨークで頑張っている皆さんは同志。ぜひ親戚付き合いを」と語り、「たった1回きりの人生だから、勝率51%でもヤル。周りを巻き込む──これが勝利の唯一の道」と力強く述べた。