米沢の大自然が生み出す、遊び心満載の酒
奥羽山脈と雪深い吾妻山系の懐に抱かれた自然の恵み豊かな山形県米沢市は、豊富な地下水が湧き出る日本有数の稲作地帯。その大地にある自社田で育てた原料米の出羽燦々(でわさんさん)は、柔らかく、幅がある酒質を生み出す軟質米。また仕込み水は自社敷地内にある井戸から汲み上げ無加工で使用するため、限りなく自然に近い軟水である。
「本物の地酒」を目指すからこそ原料は自社生産のものにこだわる、新藤酒造店代表取締役専務の新藤雅信氏が造り上げているのが「雅山流」だ。「若い世代の人々にも日本酒を気軽に楽しんでもらいたい」という願いのもと、食文化の変化に沿った新しい酒を追い求め、築き上げた「攻めの伝統」の結晶がこの一本と言っても過言ではないだろう。
そして「裏・雅山流」は、「雅山流」のコンセプトである一貫した自社生産にとらわれず、自由な発想と遊び心を形にした日本酒。同年代の若手酒造家たちからも「非常に高い酒造りの技術を持つ杜氏の一人」と一目を置かれるほど、心から日本酒造りを楽しむ同氏だからこそ醸し出せるこのシリーズは、本家「雅山流」にも勝るとも劣らない人気のシリーズ。中でも「裏・雅山流 祥華 低温仕込 無ろ過本醸造生詰」は、冬季限定のしぼりたてを瓶詰めしたフレッシュ感あふれる逸品。在来山形酵母派生品種で醸し出すこの酒は、華々しい上立香とすっきりした飲み口が特徴。この冬、見逃すことのできない一本だ。
有限会社新藤酒造店
山形県米沢市大字竹井1331番地
www.kurouzaemon.com販売元:JFC International, Inc.