伝統の酒造メーカー、再び米国へ
日本酒の名産地として有名な灘五郷にある大手酒造メーカーのひとつ「日本盛」は、123年間にわたり清酒を中心に販売してきた。前身の「西宮企業会社」の頃から、経営の合理化と資本効率を第一優先に考えたパイオニア精神に則り、40年以上も前に酒造業界としては初めて駐在員をニューヨークに派遣。しかし、諸般の事情により、まもなく撤退した。現在のニューヨークの日本酒市場は成長し、群雄割拠の時代を迎えた。今こそ、「日本酒市場の底上げをしたい」と願う同社は、2011年に満を持して米国再進出を果たしたのである。
伝統を今に伝える味「本醸造 五訓」は、丹波杜氏の名匠・中西茂助氏が旨し酒のために残した「五つの訓え」を忠実に再現した一本。その訓えのひとつである「もち四段仕込み」は、通常の三段仕込みに加え、上槽する4~5日前に蒸したもち米を冷却し、直接タンクに仕込むという日本盛伝承の造り。四段目にもち米を使用することによって、もろみの中でもち米が緩やかに溶け、上品な甘さを引き出している上に、米の旨味を十分に楽しむことができる。芳醇で日本酒ならではのコクと味が引き立つ、まさに日本盛を象徴する酒だ。
「もっと、美味しい毎日へ」をモットーに、こころもからだも喜ぶ酒を提供してきたからこそ、日本盛にしか造れない美味しさがある。そして、受け継いできたチャレンジスピリッツで、今後米国においては「SAKARI」ブランドとして新しいニーズを作り出していけるような商品を開発していく。
日本盛株式会社
兵庫県西宮市用海町4-57
www.nihonsakari.co.jp販売元:New York Mutual Trading, Inc.