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ニュージャージー州マーサー郡の上位裁判所は9月27日、連邦最高裁判所が6月に同性婚を認める判決を下したことを受け、同州でも同性婚を認める判決を下した。今月21日から施行される予定。
同州では、2006年に同性愛カップルに結婚と同等の権利を与える判決を一旦下したものの、その後方針を変え、州議会はシビルユニオンとしてその立場を法的に保護する法案を可決した。
だがシビルユニオンでは、移民、課税上の地位、医療上の決断や金銭上の問題などあらゆる面で結婚と同等の権利が保証されず同性愛者の不満を招き、今回の訴訟につながった。
6月の連邦最高裁の判決以降、同性婚に関する州の決定に矛盾する判決を州裁判所が下すのは、これが初となる。全米では、同様の訴訟が係属中であり、今後は他にも同様の判決を下す州が現れることが予想される。
米国では、13の州とワシントンD.C.で同性婚が認められている。ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事は昨年、州議会により可決された同性婚を認める法案に拒否権を行使しており、今回の判決についても、州最高裁判所に控訴する考えであることを明らかにしている。知事は11月に行われる知事選で再選を狙うほか、16年の大統領選挙の共和党有力候補と目されているため、その動向が注目される。
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