有名シェフが石川県の食材アレンジ 可能性広がる新感覚キュイジーヌ
ニューヨークを代表する人気レストラン「グラマシー・タバーン」や「ユニオンスクエア・カフェ」のシェフで、石川県食文化大使でもあるマイケル・ロマーノ氏が、同県の食文化の魅力を広めることを目的に、食文化提案会をマンハッタン区内のブーレー・テストキッチンで8日開催した。同会は、石川県と五絆ソサエティーの協力により実現。参加者らは、和と洋のアイデアが詰まったロマーノ氏考案の新感覚キュイジーヌを堪能した。
ロマーノ氏は、石川県産の油揚げにアボカドやハムを挟んだパニーニや、いしりとペコリーノチーズでアクセントを加えた茄子のリゾットなど、独創的なオリジナルメニューをデモンストレーション付きで解説。「料理とはまさに“楽しい挑戦”」と語り、さまざまな食材を組み合わせることにより、可能性は無限に広がると強調した。
会場では、柚餅子(ゆべし)や加賀味噌、いしり、のと珠洲塩などの食材のほか、日本酒や山中漆器などの石川県の特産物も多数紹介された(写真右)。