ニューヨーク市内で16日、次期市長選挙の民主党候補であるビル・デ・ブラシオ氏とジョー・ロタ氏の第1回討論会が行われた。両候補は12年間にわたるブルームバーグ政権の後継者の座を獲得すべく、税制改革や市内の治安など、さまざまな問題に関して意見を戦わせた。
世論調査で圧倒的な優勢が報じられているデ・ブラシオ氏は討論会で、ロタ氏と共和党とのつながりについて批判を繰り返した。
ロタ氏は翌17日、討論会の内容について、「デ・ブラシオ氏は、自分がニューヨーク市の未来にどのように貢献できるのかについてはまったく話さず、私を攻撃し続けただけだった」と批判した。
ニューヨーク市では民主党支持者と共和党支持者の比率は約6対1で、共和党の圧倒的な不人気が続いている。
デ・ブラシオ氏は、「ロタ氏はスタテン島のティーパーティー支持者について、『自分と非常に似た価値観を持っている』と表明している」と述べ、連邦政府閉鎖に関して多大な責任を持つとされる共和党右派とロタ氏の連携を指摘。ロタ氏はこれに対し、「ティーパーティーとは意見を異にすることが多いにもかかわらず、デ・ブラシオ氏は意図的に私を彼らとひとくくりにしようとしている」と反論した。