児童わいせつ罪で元ラジオDJを起訴 おとり捜査で発覚

 わいせつ行為を行う目的で7歳の女児を自宅に呼び寄せようとした疑いで24日までに、元人気ラジオパーソナリティーのデイブ・ハーマン被告(77歳)が起訴された。
 連邦当局によると、ハーマン被告は2012年11月、シングルマザーを名乗る検察当局の覆面捜査官とインターネット上で知り合った。捜査官は「クリス」と名乗り、「レキシー」という7歳の娘がいるという設定だった。
 被告はクリスとのチャットのやり取りの中で、レキシーと性的交渉を持ちたいという意思を伝えるようになり、ことしに入りクリスとレキシーを自身の自宅があるカリブ海ヴァージン諸島に呼び寄せて滞在させるための手配を開始。今月25日、2人を出迎えるためにセント・クロイ島空港に姿を現したところ、身柄を拘束された。
 検察によれば、有罪が確定した場合、ハーマン被告には10年以上の懲役と25万ドル以下の罰金が科されるという。
 被告は70年代にニューヨークのラジオ局WNEW-FMでロック番組を担当し、ボブ・ディランやジョン・レノンなどをゲストに迎えるなど、名物番組のホスト役として一躍名を馳せた。
 現在は引退し、同州とセント・クロイ島を行き来する生活を送っていた。