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ニューヨーク市の大規模な人口移動が進む中、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は地下鉄利用客の動向に合わせ、地下鉄全路線において駅改札口の改良計画を進めているという。先月23日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。
同計画は、約90万ドルをかけて行われるプロジェクトの一環。地下鉄が駅に到着する度に降車客が改札口に押し寄せ、乗車客が立ち往生する状態を改善するため、MTAは地下鉄利用客の駅での乗降の傾向を分析。さらに、歩行者の流れを一定方向に保つために考案されたディズニーランドのシステムを参考に、改札口の場所を移動することで、地下鉄利用客の流れをスムーズにするための対策を順次取っている。
例えば、マンハッタン区にある1番線のレクター通り駅では、以前はプラットフォームと同階にあった回転式改札口と非常出口を地上階に移動。このうち非常出口は、歩道の階段出入口と対角線上に設けた。
また同駅やブルックリン区のベッドフォード駅などでは混雑緩和のため、背丈以上ある鉄の回転扉式改札口を、出入りがより速くなる回転バー式改札口に交換。人口移動により、以前は少なかった利用客が大幅に増加した駅も増えており、改札口増設の必要性も出てきている。
L線のベッドフォード駅周辺では特に住民の増加が顕著で、同駅の利用客は1998年と比較して190%増となっている。
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