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5月27日の開始以来、利用者が急増しているニューヨーク市の自転車シェアプログラム「シティバイク」だが、利用者に収入や地域による偏りが見られることが明らかとなった。
市交通局のデータによると、同プログラムの利用者数は予想を大きく上回り、年間会員数は7月27日までに6万2384人に達した。開始から1カ月後には、利用者の走行距離合計が100万マイルに達し、9月には700万マイルに急上昇。
市交通局長のジャネット・サディック=カーン氏が先々週、利用記録が430万回を達成したことを発表するなど、開始以来、人気だが、市のデータによると、低所得層およびマンハッタン区以外の4区での利用者は極めて少ないという。
同プログラムの年間会員のうち、低・中間所得層向け公営住宅の住民の割合は、わずか0.5%に過ぎない。また、マンハッタン区では数万人が会員登録しているにもかかわらず、ブロンクス区およびスタテン島では、わずか数百人だという。
登録された会員の居住地は市だけではなく、他州や他国にまで及び幅広いが、会員の大多数はニューヨーク市民であり、全会員の過半数がマンハッタン区の高所得者層が住む地域の住人であった。
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