RELATED POST
ことし8月にマンハッタン区ミッドタウンでタクシーが通行人の集団に突っ込んで複数人に怪我を負わせた事故について、ニューヨーク市は故意であったことが立証できないとして、タクシーを運転していたフェイサル・ハイモンさんを刑事告発しない考えを明らかにした。
マンハッタン検察はこの決定について、「専門家が運転手本人への尋問を行った上で、すべての証拠を検証し、関連する法令に基づいて判断した。目撃者の証言、監視カメラの映像、911への通報記録、タクシーの通信記録などをすべて調査した」と説明している。
一方、この事件で左脚を失った英国人旅行者のシアン・グリーンさんの弁護人は、「グリーンさんと家族は、今回の決定に非常にショックを受けている」とし、今後も訴訟の可能性を探っていく考えを明らかにしている。
ハイモンさんは、タクシーで通行人らをはねる直前に、メッセンジャーと口論になり、危険な運転をしていたことが分かっている。
またニューヨーク州タクシー運転手連盟はこの事故について、「責任はメッセンジャーにある」という立場を示しており、「商業目的のために自転車に乗る人は市への登録を義務付け、常識的なルールに従わなかった場合には許可を剥奪すべき」だと訴えている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売