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感謝祭翌日の金曜日「ブラック・フライデー」に開始されるのが慣習となっている米国の年末商戦だが、数年前から、ウォルマートやKマートなどの量販店ではセール開始日を感謝祭当日に早める傾向が目立っている。しかしその一方で、会員制倉庫店のコストコや高級デパートのノードストロームなどでは、感謝祭に休業する方針を貫くことで他店との差別化を狙う動きも出ている。
コストコのポール・ラザム副社長は米紙ハフィントン・ポストに対し、感謝祭を休業とする理由について、「当社の従業員はホリデーシーズンはいつもよりさらに熱心に業務に努めてくれている。感謝祭だけは、家族と過ごして欲しいと考えている」と語った。
またノードストロームは、「感謝祭に休業し、翌日の金曜日にホリデーの飾りつけを披露するのが長年の伝統になっており、顧客からも好評を得ている」と説明している。
この他にも、同じく会員制倉庫店のBJ’s ホールセール・クラブが感謝祭に休業することを明らかにしている。
マーケティング専門家はこの動きについて、「ブラック・フライデーのセールのために、感謝祭の貴重な時間を早々と切り上げることに抵抗を感じる買い物客や雇用者は多い。そのため、セールを前倒しする場合と同じく、休業を貫くことにも宣伝効果がある」と指摘している。
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