飲食店の栄養情報検索サイトを開設 NY市、マクドナルドやスターバックスも

メニュースタットの公式ウェブサイト


 ニューヨーク市保健局はこのほど、消費者が大手チェーンレストラン66社が提供するメニューの栄養情報について調べることができる新たなウェブサイトを開設した。メニュースタット(MenuStat.org)と名付けられたこのサイトでは、栄養情報をレストラン名や料理のカテゴリーにより検索することができる。
 保健局長のトーマス・ファーレイ氏は14日、アトランタで開催された米肥満学会の年次学会でサイトの開設を発表。「研究者や保険関連組織だけでなく、消費者でも簡単に比較や分析ができるサイト」と説明した。
 検索できるレストランの中には、アップルビーズやデニーズといった大手レストランチェーン、マクドナルドやバーガーキングなどのファストフードチェーンに加え、ダンキン・ドーナツやスターバックスなども含まれ、各メニューの塩分含有量やカロリーなどを調べることができる。
 また、先日から食品医薬品局(FDA)が規制を開始したトランス脂肪酸に関するデータも詳しく掲載されている。
 メニュースタットは、連邦政府の疾病予防管理センターが資金提供を行い、ニューヨーク市保健精神衛生局が制作した。