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ニューヨーク市が発表した最新のデータによると、市内でもっとも大気汚染が深刻な地区は、高級住宅街として知られるアッパーウエストであることが分かった。
調査を行った同市の公式プログラム「NYCクリーンヒート」によると、市内の大気汚染の主な原因となっているのは、暖房用に用いられる重油だという。重油は硫黄やニッケルなどの粒子状物質を空気中に撒き散らすため、乗用車やトラックの排気ガスよりも環境に悪影響を与えると言われている。
また、特にアッパーウエストの建物はサイズが大きく、暖房も相応なものを使用しているところが多いため、大気汚染につながりやすいという。
2011年の統計では、同地区の建物のうち700件で重油を利用しており、ことしになって160件がより安全性の高い燃料に切り替えたものの、現在も年間54トンの汚染物質が排出されていることが分かっている。ただし、このうちもっとも汚染物質の排出量が多い種類の重油については、昨年ニューヨーク市が使用を禁じ、15年に同法令が失効するまでは利用不可となっている。
市内ではこの他に、アッパーイーストとミッドタウンでも深刻な大気汚染が見られた。
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