英オックスフォード辞典の2013年を代表する単語に、携帯電話などで自分を撮影するいわゆる「自分撮り」を意味する「selfie(セルフィー)」が選ばれた。
毎年、オックスフォード辞典に収められた英単語のうち、その年の世相をもっともよく反映している言葉を選出しており、ことしはオンライン版の同辞典で使用頻度が著しく増えたこの単語が選ばれた。
オックスフォード辞典のジュディー・ペアサル編集長によれば、「selfie」という単語は02年にオーストラリアのオンライン掲示板で初めて登場したという。その後、インスタグラムやツイッターなどのソーシャルメディアの普及により、モバイル機器で自分の顔を撮影する機会が飛躍的に増えるのと同時に急速に認知度が上がり、12年8月にオンライン版のオックスフォード辞典に収録された。
ことしの候補はこのほかに、性的に挑発的なダンスを意味する「twerk(トゥワーク)」や、オンラインで買い物をする前に店舗に行って実物を見る行為を指す「showrooming(ショウルーミング)」、仮想通貨の呼び名である「bitcoin(ビットコイン)」、シリーズもののテレビ番組のエピソードを立て続けに見る「Binge-watch(ビンジ・ウォッチ)」などが挙がっていた。