悪天候なら巨大バルーンなしでの開催に


 メイシーズの感謝祭パレードがことしも28日に行われる予定だが、ストーム「ノーイースター」の襲来により悪天候に見舞われた際には、巨大バルーンなしでの開催となることが分かった。メイシーズ広報部は25日、声明で「リアルタイムで天候を確認し、安全上の問題がないか慎重に検討した上で判断する」とし、28日朝に巨大バルーンのパレード参加を決行するかどうかを決定すると発表した。
 ニューヨーク市では1997年、強風を伴う悪天候のなかで巨大バルーンを従え、パレードを敢行。その際に巨大バルーンが鉄製ポールにぶつかり、落下物が沿道でパレードを見物していた観客2人に命中し、いずれも重体となる事故が発生した。それ以降、パレード当日に強風の恐れがある場合は、巨大バルーンの参加は控えるという条例が設けられている。