米大リーグ(MLB)ニューヨーク・ヤンキースはこのほど、ロビンソン・カノ内野手(31歳)がシアトル・マリナーズに、カーティス・グランダーソン外野手(32歳)がニューヨーク・メッツにそれぞれ移籍したことを発表した。球団屈指の主力打者で、ファンからも高い人気を誇る両選手の移籍だけに、落胆するファンも多いようだ。
マリナーズと10年2億4000万ドルの大型契約を結んだカノが、移籍を決意した理由について「ヤンキースのジョー・ジラルディ監督の下でこれ以上プレーするのが嫌だったから」だという情報も、ニューヨーク・ポスト電子版が伝えている。
9日にマンハッタン区内で行われたメモラビリア鑑定大手ステイナーの式典に特別出席したヤンキース主将のデレク・ジーター選手は、カノの移籍について「もう少し長く一緒にプレーしたかったが、祝福したい」とコメントした。
また、ヤンキースと同じくニューヨーク市に本拠地を構えるメッツに移籍したグランダーソンは、会見で「真のニューヨーカーこそ、メッツファンだと聞いている」と言及。昨今は成績が振るわない同球団だが、「戦力となれるよう、尽力する」と誓った。