日本酒×絶品洋食で今宵はほろ酔い 新感覚バルがオープン
サーモンのカルパッチョにラム肉のソテー、生ハムにタコのオリーブ漬けーとくれば、多くの人がワインを思い浮かべるはずだが、今秋、ニューヨークにこの概念を覆す、おもしろい店がオープンした。
マンハッタン区キップスベイの一角に佇む「酔後知楽(すいごちらく)」は、日本酒と洋食のマリアージュが楽しめる新感覚の〝日本酒バル〟。人気の銘柄からレアなものまで常時150種類の日本酒を揃えており、カウンター席ではニューヨーク屈指の酒ソムリエ・赤星慶太さんによる日本酒談義も聞くことができる。
「『日本の洋食と日本酒の組み合わせ?!』と驚く方も多いですが、意外と合うんですよ」と話すのは、同店マネジャーの小林悠太さん。「合鴨のジューシーソテーねぎ味噌ソース添え」や「バーニャカウダ」など、各メニューには日本のテイストが盛り込まれており、これが日本酒と実に素敵なケミストリーを生み出している。
スペインやイタリア料理に欠かせない生ハムやオリーブ、チーズなどの食材は本場から取り寄せ、新鮮な野菜はローカルの有機栽培のものにこだわるー。「原価ギリギリですが、そこはプライドを持ってやりたい」と、小林さんははにかみながらも強調する。
現在はハンバーグやボロネーゼ、牡蠣のグラタンなどのレギュラーメニューを約30品揃えているが、今後は並行して季節ならではの期間限定メニューも拡充していくという。
「何だかおもしろい発見」を楽しみたいなら、ガラス張りのこのオシャレな日本酒バルがおすすめだ。
酔後知楽
430 3rd Ave(bet 29th & 30th St), NYC
☎212-696-4500■営業時間
月~木: 6 pm~12 am
金・土: 6 pm~ 12:30 am
日 : 定休日