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ブロンクス区を拠点とする老舗ディスカウントストアのローマンズが15日夜、連邦破産法第11条の適用を申請したことが明らかになった。同社が破産法適用を申請するのは、1999年から3回目。資産は約1億ドルだが、負債は5億ドルに上るとみられている。
情報筋によれば、ローマンズは過去数週間にわたって下請け業者への支払いを滞納しており、1000以上の企業などから借入を行っているという。
米国は現在、年末商戦の真っ只中であるため、同社の破産法適用申告は数週間後になるものとみられていた。
ある専門家はローマンズの破産について、「ダフィーズやシムズなどの同業のチェーン店が相次いで倒産したため、同社が生き残るための市場は残されていたはず。だが、顧客の需要を正確に把握しているマーチャントを見つけることができなかった」と分析。今後については、「おそらく一部の店舗の閉店を進めながら、売却先を探すことになるだろう」と予想している。
同社は2010年に2度目の破産申告を行った後、全60店舗のうち約20店舗を閉店。残りの店舗の改装に1200万ドルを投じるなどして、経営の立て直しを図っていた。
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