市長選から列車事故まで、さまざまな出来事があった2013年。バイ・デイリーサンNYが独断で選んだビッグニュースのトップ5は以下の通り。
①12年ぶりの新市長誕生
12年間にわたりニューヨーク市を治めてきたマイケル・ブルームバーグ市長が、任期満了のため12月いっぱいで退陣。“中低所得者層の味方”を唱う、ビル・デ・ブラシオ氏が後任に。
②シティバイクが始動
自転車シェアリングプログラム「シティバイク」が5月に始動。予想を遥かに上回る43万人が登録し、現在もクイーンズやブルックリン区にサービスエリアを拡大中。
③黒人少年射殺事件と人種問題
フロリダ州で黒人少年トレイボン・マーティンさんを射殺した元自警団の男性に無罪評決が出たことに抗議するデモや大規模な集会が、ニューヨークをはじめ全米各地で行われた。ビヨンセやジェイZ、アル・シャープトン牧師らも抗議活動に参加し、人種差別の撤廃を訴えた。
④ノックアウトゲーム
若者が見ず知らずの通行人をいきなり殴りつける「ノックアウトゲーム」と呼ばれる行為が全米各地で広がり、社会問題に。「一発で気絶させる」ことが目的のゲームとされ、ニューヨークでは被害者男性が死亡。
⑤メトロノース鉄道脱線事故
12月9日、メトロノース鉄道の列車がブロンクス区スパイテンダイビル駅付近で脱線。乗客4人が死亡、60人以上が負傷した。全米でもっとも利用者の多い路線のひとつである同線の再開は3日後で、甚大な被害が出た。
番外編
●1月 「財政の崖」回避
●3月 新ローマ法王に初の南米出身者
●4月 ボストン・マラソン爆発テロ
●6月 元CIA職員、スノーデン容疑者が米国家活動を暴露