ふわふわの生地が病み付きになるシフォンパンケーキ。手前はバナナキャラメル、奥はあずき（photo: Tome）
日本洋菓子界のけん引役で、数々の料理本を執筆している平野顕子さんがプロデュースするアメリカン・スイーツの店「松之助」の米国１号店が２日、マンハッタン区グリニッジビレッジ（58 W 8th St）にオープンした。日本発信×ニューヨークスタイルの新感覚スイーツが、早くも話題となっている。
同店で振る舞われるスイーツの数々は、平野さんが米国東海岸の大学留学中に出会った料理研究家、シャロル・ジーンさんとの友情から生まれた。
店内では、バナナキャラメルやあずきがたっぷりのった各種シフォンパンケーキやアップルパイ、チーズケーキなど、自然の素材を取り入れた優しい焼き菓子が、一保堂のほうじ茶と共に楽しめる。
平野さんは今回のオープンについて、「米国で店舗を構えるのが長年の夢だった。日本人が作ったアメリカン・スイーツが、こんなに繊細でおいしいということを、ぜひ多くの人々に知ってもらえれば」と語った。
また、元々は平野さんの料理教室の生徒で、ニューヨーク店舗のメーンシェフに抜擢された山本綾さんは、「地元の人から長く愛されるように、心を込めておいしいツイーツを提供したい」と意気込みを語った。
詳細は、www.matsunosukepie.comを参照。
松之助のオーナーである平野顕子さん（左）とメーンシェフの山本綾さん＝同
