北米でもっとも背の高いホテルは、マンハッタン区に昨年オープンしたばかりの新マリオットホテルだという―。
同ホテルの広報担当者ニーナ・へレラ・ダビラ氏によると、ブロードウェー沿いの54丁目に昨年12月29日にオープンした「ザ・コートヤード=レジデンス・イン・セントラルパーク」は高さ約229メートルで、オフィスや居住スペースなどを併せ持たないホテル専用のビルとしては、北米一の高さであるという。
同ホテルは68階建てで、客室数378のコートヤードホテルと、261室のレジデンス・インに分かれ、1泊の宿泊料金はおよそ300ドル。高層ビルのリストを作成する、イリノイ州の高層ビルおよび都市居住環境審議会は、同ホテルを北米でもっとも高いビルと認定している。
これによると、同ホテルに次いで2番目に高いのは、デトロイト市ウオーターフロントにある超高層ビル群であるルネッサンス・センター内のマリオットホテルであるという。
2016年にロウワーマンハッタンにオープンする予定の「フォー・シーズンズ(82階建て)」が完成した際には、新マリオットホテルを超える見通しだが、フォー・シーズンズは居住用スペースを併せ持つため、“ホテル専用ビル”の規定から外れる。
ちなみに、ニューヨーク市にあるユニークな建物や、同市の建物の歴史について紹介するマンハッタン区のスカイスクレーパー博物館では現在、世界の高層ビルや独創的なデザイン建築物に焦点を当てた特別展を実施している。