水道管破裂で交通にも影響 ロウワーマンハッタン

 15日午前1時40分ごろ、ロウワーマンハッタン地区にある水道管が破裂し、周辺一帯は一時、交通規制が行われる事態となった。周辺を走行する市バスも、ルート変更を余儀なくされた。
 水は地下鉄駅構内にも漏れたため、B、C、D、F、MやL線など一部の路線もルート変更を強いられた。現場には約60人の消防隊員が駆け付け、処理に当たった。15日午後2時現在、周辺の道路は順次再開しているほか、大半の地下鉄路線も通常運行を始めているが、一部ではまだ処理作業が行われている。
 また、現場近くにある小学校P.S.226の生徒や教員らは一時避難した。今回の事態を受け、同校の水供給システムは遮断されている。
 ニューヨーク市消防庁(FDNY)によると、破裂したのは同区5番街沿いの13丁目付近を通る水道管で、1877年に設置された旧式のものだった。現時点で、破裂の原因は特定されていない。