マンハッタン区のセントラルパークにスカンクが出没し、散歩中の犬にガスを浴びせるという被害が続出している。
過去数年間に、リバーサイドパークやブロンクス区でスカンクが目撃されたという報告はあったが、ニューヨーク市内で確認されるのはごく稀だという。
公園利用者の多くが、アライグマに遭遇することはあっても、スカンクは見たことがないと驚いている。
同園の巡回を毎日行っている公園局職員によると、突然スカンクが出没し始めた理由は不明で、「何に惹かれて同園へやって来たのか、現在調査中」であるという。
同園は午前9時までは犬のリードを外して遊ばせても良いオフリーシュ・アワーとなっているが、犬がスカンクを追い掛けないようにリードを外すのをやめた飼い主や、安心して犬の散歩もできないと、散歩ルートを街中の道路へと変更する飼い主もいるという。
スカンクは主に、園内にあるカフェ「ル・パン・コティディアン・イータリー」の向かいの遊歩道周辺で目撃されており、過去数週間に頻出しているようだ。
公園局の方針によると、野生動物であるスカンクを捕らえて別の場所に移すことはできないため、駆除はしないとしている。